ブロックチェーンの勉強を始めました。一歩目は、『ブロックチェーン入門』。
この本を読んだ目的
ブロックチェーンの技術を地理情報に使えないかなーと思って、技術的な面を勉強することにしました。勉強方法はgunosyがブログでまとめてくれていたので、これに沿って勉強していくことにします。
この本はその一歩目です。
ブロックチェーンは中央集権的なデータ管理を分散化させることができるのがメリットなんですが、地理情報関連の地図データとかGPSデータって、政府が管理してたり、数社の寡占状態だったりですごく中央集権的なので、ブロックチェーンで分散化できたらインパクトがあるんじゃないかとぼんやり思ってます。
面白かった内容と感想
- ブロックチェーンのポイントとなる3つの技術(データ構造、コンセンサスアルゴリズム、公開鍵暗号方式)について、わかりやすく解説してくれる
- その他のブロックチェーン関連でよく聞く用語(スマートコントラクト、ハードフォーク、オルトコインなど)についても、ざっくりどんなものかわかる
- ネット記事は仮想通貨のことについて書いてあることが多いけど、この本はブロックチェーンそのものの技術的な価値について説明してくれる
- 仮想通貨は供給量があらかじめ決められているので、需要によってのみ価値が決まる
- 世界中のマイナーのマシンパワーの51%以上が独占されると、ブロックがそのマイナーに独占される(51%アタック)
→仮想通貨だとその通貨の信用がなくなるから51%アタックをするメリットがない。でも、マイナーが地図データを変更できるシステムだったら、悪意を持って変更しようとする人がいるかも?
まとめ
ブロックチェーンの技術に興味があって、まずが全体像をざっくり知りたいという人の一冊目におすすめ。